yukicco*

30代既婚オタのゆるい日常

脱走した猫を追いかけて45日

4月半ば、我が家に新入り猫がやってきた。

 

が、1週間もたたずに脱走…。

本当に思いもよらぬところを突き破って脱走してて生きた心地がしなかった。

 

そこから毎日猫を探し捕獲作戦を練りまくり。

そして45日目にしてようやく捕まえました。

 

というわけで私が今回のことで得た教訓を書いていきたいと思います。

 

猫が脱走したら…

 

・ポスター・チラシを作る

猫の写真と連絡先を記載する。文字と写真を大きめに。

目撃情報が入ったら「猫がいた時間と行動」を聞く。

何時にどこで何をしていたかがポイント。

 

・ポスターを貼ってチラシを配る

ポスターは家の前に貼る。(近隣の人が意外と声をかけてくれたりする)

チラシを配る範囲は逃げて1週間以内であれば半径50m、1週間以上なら100m圏内で配る。

 

・捕獲器を借りて、逃げた場所に仕掛ける

近所に猫を捕獲しているボランティアさんなどいたらお借りする。

⇩こういうの 

 ただし、捕獲器で一度捕まった子は学習して入らないので要注意。

男の子より女の子の方が警戒心が強く入ってくれない。

(私も何日も捕獲器作戦を実行したが捕まるのは男の子だけだった)

捕獲器での捕獲は1回勝負だと見た方が良い。

 

・逃げた場所にご飯とトイレを置く

猫を遠くへ行かせないよう、トイレは洗わずそのまま置く

(自分の匂いだとわかるようにあえて。)

ご飯は受け皿に水を入れて、その上にお碗を置いてご飯を入れる。

(※登ってくるアリを水の受け皿で溺れさせるため) 

こんな皿⇩に水を浮かべて、

  皿の上にお碗を置く(陶器など重めのものが良い)

 

・ご飯はいつもの+匂いのするものを

カリカリを食べているならカリカ

それに加えて焼カツオを置く。匂いが強くておすすめ。

またたびを上にふっても良し◎ 

カツオは1本まるっとさらって逃げられることがあるので小さく切ってあげるのがベスト。

 

 こちらは捕獲器までの誘導、もしくは家の入口までの誘導に最適。

舐めきるのに時間を要するため捕獲機手前から塗っていき、奥まで誘導する。

 

・ご飯の近くに監視カメラを設置する

本格的なカメラは高いので、私はこれ⇩を使用した。 

 ライト付きにしたのは猫が夜来た時に録画するため。(夜の方が活動的だしね)

miniSDカードを入れたら録画できる。(カードは2枚で交互に使用)

カメラの時間設定ができない~!と言う方はご飯の近くに時計を置けばおk。

 

 

逃げた場所に電源がない時は 

大容量モバイルバッテリーを2つ購入し、入れ替えしながら使う。

屋外で捕獲するならソーラーチャージタイプがおすすめ。

 

私はこの他にスマホで見るカメラとかを使用したけど、それにはスマホwifiが必要になるのでここでは省こう。

 

で、逃げてから毎日ご飯とカメラのチェックをしていたら、猫の来る場所と時間が読めてきたので、捕獲作戦を決行した。

 

捕獲作戦その1

【捕獲器】→失敗

敗因はきちんとロックがかかっておらずビックリして猫が飛び出せたこと

一度失敗したら二度目はそうそうないので捕獲器はここで断念×

 

捕獲作戦その2

【おうちへの誘導】→失敗

逃げた出口から家へ入る道へ、おいしそうなご飯を点々と置いて家まで誘導。

家に入ったら即扉を閉めるため、猫が現れる時間の1時間前後ずーっと隠れて見張りをする。

実はこれが一番きつかった。毎日4時起きで神経を研ぎ澄まして猫待ちして。

ほんで扉を閉めようとして逃げられた時の絶望感は半端なかった。

後日猫が一切来なくなるしでむちゃくちゃ凹んだ。

 

捕獲作戦その3

【居場所を特定して餌付けして専門業者に依頼】

これはもう最終手段。(業者は高く失敗してもお金がかかるから)

背に腹は変えられぬと言うか猫の命がかかっているし飼い主としての責任がある。

猫の命がかかっているというのは、猫が石を投げられている姿を見たからだ。

あと梅雨に入ってしまってはカメラもご飯も仕掛けられない。

逃げて1ヶ月以上では見つかるのも困難だし、捕獲率がどんどん下がる。

お金がどうこう言ってられなかった。(財布を見て泣いたけど)

 

捕獲作戦2で逃げられ、この場所が危険だと判断した猫は、家から50m先のエリアにいた。

作戦2で失敗して、それまで毎日来ていた猫が現れなくなって1週間たち、涙ながらに捜索範囲を広げたら、すぐ先のエリアにいた。

女の子で怖がりなのであまり遠くへ行っていなかったらしい。

 

でも2度も失敗しているので、今度は絶対失敗しないようにと作戦を変えた。

ひたすら【餌付け作戦】である。

あえて捕まえないのだ。

ここに来ても安全だよ~と教える。毎日来てね~と願いを込めて。

 

そして来る場所と時間が定まった頃に、業者を依頼し、決行。

⇩業者はこちら(大阪)

https://tnr-assist-toki.webnode.jp/

 

ついに脱走から45日目にしてようやく捕獲。

 

 

いやーほんと、ながくつらい道のりでした。

財布とメンタルがボッコボコ…。

4時間おきに様子を見ては凹んだ。猫が逃げる夢も見た。

つらかったわ…。

 

この件で人を信じられなくなったことがあった。

表面上笑顔で、裏で石を投げていた人がいた。

言いたい放題言って責める人もいた。

 

頑張っても頑張っても捕まらなくてしんどくて泣いた。

めったに泣かないこの私がよ。

 

女の人って怖いなって何度も思ったよね。

 

でも子供に救われた。

ひとりでビラ配りしていると子供が一緒に配ったり探してくれてね。

そうしてる間に子供がひとりふたりと増えて、たくさんの子供たちが手伝ってくれた。

大人の汚さを垣間見たから子供の純粋さ優しさが身に沁みたな…。

本当に、子供たちに感謝しかない。

 

探していると「おかえりー!」と言ってくれたり、かけっこ挑まれたり、キャッチボールしたり、何から何まで温かかった。

全員におやつ配ってまわりたいくらい。(何人かお菓子やアイスをあげたけど)

 

もちろん近隣でも優しい方はたくさんいた。

お世話になった方にはお菓子を持って行って頭を下げまわった。

苦労はしたけど、人の温かさにも気づけて良かった気もしてる。

もう二度とあんな苦労はしたくないけどね!

 

猫が逃げるとそらぁもう大変だけど、諦めなければなんとかなることもある。

もし今猫が脱走して探している人がいたら頑張ってほしい。

 

生きていればきっと会える。

見つかりますように。